半蔵理髪店(仮名)へ散髪に行く。椅子に座るなり年輩の店主が「お客さんの髪は短いほうがいいです。短くしましょう」と言う。「いえ。もう冬なので長めに」私が断ると「そうですか・・・」うつむいて、しばらく手にした鋏をチョキチョキさせていた。 とても残念そうだった。