冷やし中華食べたい。
冷やし中華食べたい。
冷やし中華食べたい。

と、言い出したのはいつのことだったか。
そうだ。
日曜日だ。
そして今日は水曜日。
いまだ私は冷やし中華を食べられないでいる。

月曜日、家に帰るとサンマの香ばしい香りが部屋中にただよっていた。
焼いたサンマが嫌ならアジの煮たのを食え、みたいな事を言われた。
パンがなければお菓子を食べればいいじゃない。
でも私は冷やし中華が食べたかった。

火曜日、昨日サンマがあったので断念した冷やし中華がやっと食べられると思った。
すると昨日の豆腐ハンバーグが残っていると言われた。
サンマは昼のことで豆腐ハンバーグは晩ご飯の残り。
いつからの残り物なのかわからないミンチカツもあった。茄子も山のようにあった。
こんなに食べられないなぁと思っていたら、若いんだからから食え、みたいな事を言われた。
やっぱり私は冷やし中華が食べたかった。

水曜日、つまり今日。
今日こそはと思っていたら、買ってあったのは「つけラーメン」
冷えたラーメンを温かい汁につける食べ物。
最悪の場合、昨日の茄子が残ってるからそれになるかもと思っていたが。
微妙に違う。
これは最善ではない。
とにかく私は冷やし中華が食べたかった。




どんなに思っても、届かないこの思い。
切なさは募るばかりで。

これは･･･恋だろうか。

こむ

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