爆走一歩手前日記
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2006年06月16日(金) 袖振り合うも多生の縁と申しますが

試験のため大阪まで行ってきました。
行きは早い方がいいと思ってJRを利用したけど、帰りはノンビリしてもいいかなぁ、と思って京阪で帰ってきました。
その電車の中でのこと。


座れたけど、どうせなら長椅子の端っこのところがいいな、と思って
一駅行ったところでなんとなく車両を移動。
そしたら次の駅で結構人が乗ってきて。
隣におじさん(おじいさん?)が座って。
ちょっとお酒臭くて、昼間っから嫌だなぁと思っていたら。
どこまで行くの?と話しかけられ、びっくり。
七条ですと答えたら「もし寝てたら樟葉で起こしてか」などと言われ。
え、人間目覚まし?まぁいいけど。
承諾したら、おじさんは寝過ごし失敗談を語りだし。

よく寝過ごして出町まで行っちゃうとか。
さらに終電のときなんかは困る、とか。
タクシーのお金がないとき線路を歩いて帰ろうとして、駅員さんにやめてくれと言われたとか。
タクシーに乗って帰ってちょっとそこまでお金取りにと言って荷物を置いて行った客が帰ってこず、荷物をみると中は新聞紙だったbyタクシー運転手の話×3回(しかも連続)

相槌を打ちながら、あれ?寝るんじゃないのかなー、と思っていたら。

京都のどこら辺に住んでんの?話題から昔京都にいたことがある。とか。
それ関連で女優さんの話になって。お仕事の話になって。
おじちゃんは料理人やねん、という話になって。
皇太子様に料理を作ったことがあるとか。円ひろしとテレビに出たことがあるとか(写真も見せてくれた)
島倉千代子、西川きよし、藤田まこととも知り合いだとか。

えっ、おじさんそんなすごい人だったの?っていうか寝ないの?と思っていたら。

調理師免許見せて、ほんまにおじちゃん料理人やろ?とか。
社長さんの知り合いも多い、とか。
なんかいっぱいかばんを探って見せてくれて。

っていうか、着いたんですけど樟葉に。と思っていたら。

席を立ち、電車を降りながら。
「お姉ちゃんまだ結婚してへんのやろ。ええ旦那さんみつけや。それが幸せや」

なんというかすごい会話のまとめ方をして、おじさんは降りていってしまった。
結局三十分以上おじさんはしゃべり続けていたような。
・・・まぁ、寝過ごさなくてよかったですね。

うん、その。
まぁこういう出会いも縁ってやつですかねぇ。
もし試験が大阪でなかったら。
もし帰りもJRを使っていたら。
もしなんとなく車両を移動しなかったら。
おじさんの興味深い話は聞けなかったわけですからねぇ。

しかし、なぜ結婚オチ?


こむ

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