持ってるものを使って 2003年07月25日(金)

PC歴1年のスタッフから、Wordの使い方でわからないことがあるから教えて欲しいと電話があった。

スタッフ「表はどうやって消したらいいの?」
私「表をはさんで前後に改行マークがあれば、その改行マークから改行マークまでをドラッグして選択してください」
スタッフ「あれ? 変なことになった!」
私「どんなふうに?」
スタッフ「黒くなったけど」
私「ドラッグして選択した部分は反転されるから黒くなりますよ」
スタッフ「そうなの?」
私「じゃあ、その状態でデリートしてください」
スタッフ「デリートって?」
私「デリートキーを押すんです」
スタッフ「デリートキーって?」
私「……矢印キーの上に6つキーの固まりがあると思いますが、その中の左下のキーです」
スタッフ「あったわ。これを押すのね。あら、消えたわ!」
私「……いままで、間違えたり修正したりする時、どうしていたんですか?」
スタッフ「バックスペースキーを使ってたけど?」
私「もしかして1文字ずつ?」
スタッフ「そうよ」

この人にパソコンとWordの基礎トレーニングをしたのは私だが、デリートも選択も覚えていなかったということに脱力するとか、デリートを知らないのにバックスペースを知っているのは何故なんだろう、とかよりも、人間、使えるものを駆使して何の疑問もなく結構やっていけるものなんだなと感心する。

モドル   目次   ススム
ふね屋
 My追加