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武道館へ持っていく気はもちろん無い。 | 2003年08月24日(日) |
百円ショップで、五百円玉を入れ続けると30万になるという貯金箱を購入したのは三年前。この三年間、雨の日も風の日も雪の日も、暑い日も寒い日も、はげができて哀しかった日も、大いに五百円玉を入れ続け、ずっしりとした重みといい、存在感といい、今や百円ショップで買ったものとは思えぬオーラを漂わせ、どうやら近日中に満杯になりそうだという予感がひしひしとしていた。 三十万、こつこつためてきたからパーッと使おうなんてあれこれ算段し、あとどのくらいかと、電灯に近づけて投入口を眺めてみると、キラキラ輝く五百円玉がすぐそこに。銭が私を呼んでいるとばかりに居ても立ってもいられず、満杯でなくてもいいから缶切りで開いてやりたいこの貯金箱め、という衝動と戦いつつ、試しに定規を差し込んでみることにした。 むろんこの場合、定規の入った長さは貯金箱の高さの半分以上だったというおちである。 |
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