燃えよ剣 2004年01月29日(木)

本屋で司馬遼の『燃えよ剣』のノベルスサイズの合本を見かけたので、買おうかどうしようか迷い、中を見てみたり、戻したり、また手に取ったりしていると、隣にいたおやじが「面白いですよ」などと言う。
合本で一冊にまとまっているのがいいなあと思うから買うのであって、あんたのアドバイスに従ったわけじゃないよ、だって『燃えよ剣』を初めて読んだのは小学校の頃で、それ以来この本を買うのはこれで4セット目(子どもの頃に文庫1セット、一人暮らしを始めて1セット、装丁が変わったので1セット、そして今日見かけた合本1冊)なんだから、と心の中で呟きつつ「そうですか」と答え、明日は会社で「知らない人に『燃えよ剣』を薦めちゃったよ」なんてしたり顔で言うんだろうかこいつはと思いつつ、背中におやじの眼差しを受けながらレジへ持っていく。

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