そんな曲が双子みたいにジャズスタンダードにある。
夏本番に九月も雨もないものだけれど、
時々、ターンテーブルに掛ける。
その衝動は季節と天候に関係なくやってくる。
僕がよく聴くのはイリノイ・ジャケーの演奏の九月の唄
もしくはハリー・エディソンのパシフィック盤に収められた九月の雨
印象に残っている、という点で、
ウディ・アレンのラジオデイズのオープニングで使われたことを
よく憶えている。
それは九月の唄のほう。
回想するウディ・アレンの後ろには
白いジェット・コースターが、
白いジェット・コースターはギター弾きの恋にも出てきた。
そういうどうでもいいことはよく憶えている
それはしょうがないことなんだ。
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