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ラヂオスターの悲劇
トマーシ
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2003年08月29日(金)
パリジャン スルーフェア

素敵な素敵な火曜日

二子玉川の高島屋の前を滑り抜けた

信号待ち

交差点に立つビルを見上げれば

いたるところ、光が射し、影が射す

隅々に、人というか、物というか、好奇心というか、

憧憬にもよく似た待ち焦がれる心というか、

海鳴りみたく気配が迫る。

我々の、とも言いたい、あの異名たちがそこに

ひしめき合っているのかもしれない。

同時性というには少し侘しく、

つまりはある種の親密感が僕を幸せな気持ちにしていた

木蔭からはまだ蝉の声が聞こえてくる。