「ゴホッ!ゴホッ!ゴッホン!ゴッホン!ゴホッ!ゴボッ!ゲボッ・・・」
クンには赤ん坊の頃から咳やゲップと共に食べた物を戻すというクセ(?)があります。 昨夜は布団でやられまして。 眠ってる途中咳が出始めて・・・というパターンだったので年中部屋の隅に常備してある洗面器へgoできなかったのも無理はない。
のだけれども、丁度寝入りばなだった私は自分でもサイテーだと思うんだけど寝ぼけ半分にプリプリッ!としてしまい、「なんでわざと咳すんのよぉ!」なんて非常に理不尽な言葉をクンに対して投げつけ、「わざとって事はねぇだろ・・・」って隣で苦笑する夫にも「うるさいなぁ!アータはいっつも見てるだけですから!片付けなくってもいいんですから!あー羨ましいなぁ!」とアホっぽくキレ。
当のクンはというと目が覚めきらなかったのかしら、シャワーを浴びさせてる間も洗いがえのパジャマに着がえてる時も呆然自失というかポーッとしたまま始終無言。 そしてシーツを取りかえキレイになった布団に横たわると大層気持ちよさそうに何事もなかったかの様なスッキリとした顔で再び眠りにつきました。 その顔を見て急に我に返った私。 そっとその生乾きの髪を撫でていると、目を閉じたままクンがポツリと一言「・・・ありがとう」。
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