デパートでピーとクンがドラゴンボールのカードゲームに興じている間近くにあった幼児用の遊戯スペースのソファーに腰を掛け一休みしてたんだけど、そこで赤ちゃんを遊ばせていたお母さん同士の会話のあまりにまったりとしたテンポと奇妙な声のトーンというか抑揚の付け方に何とも言えない不自然さを感じました。
でも、どこか懐かしい。 あそこまではいかなかったと思うけど私にもあれっぽい話し方をしていた時期が確かあった様な。 24時間赤ん坊とほぼ二人きりの生活を送っていると陥りがちな、言葉で説明し辛いあのモード。 どう言えばいいのか、無意識のうちに母親を演じちゃうというか。 勿論正真正銘の母親なんだけど、それまでの自分が、全部じゃないんだけどその一部がどこかにいっちゃってるみたいな。
すべての人がそうなるわけではないんだろうし、親と同居していたり自営業なんかでダンナさんが比較的家にいたり、あと上の子がいたり、という風に日常生活の中に赤ちゃん以外の身近な人の気配が常にあるとまた全然違ってくる様に思いますが。
普段から付き合いがある様子で二人共年齢は20代後半くらいといったところでしょうか、派手でもなければ地味でもない、パッと見ごくごく普通の女の人達でした。 何ていうか、出会いのシチュエーションが違って彼女達の交流が赤ちゃん抜きの環境でスタートしたとしてもああいう話し方をしてたのかどうかと想像すると、多分違ったんじゃないかしらね、と。
や、ちょっと異様に感じてしまっただけで否定とかじゃないんですよ。 わりと微笑ましくもあった。
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