in my room

2005年01月07日(金) ダークサイド

今、三浦綾子の氷点を読んでる。
とても読みやすい。ドラマを見ているような読みやすさ。
人間の心の明と暗が交互に出てきて、読んでいて飽きない。

誰の心の中にも、妬みや汚い部分、人に見せたくない部分がある。
それを改めて思い起こす。


南の方であった、この前の地震では親を亡くした孤児がたくさん増えた。
それはそれだけで、ものすごく悲しいことだ。
しかしさらに、その孤児は人身売買されていることもあるらしい。

逆に考えると、孤児を人身売買しようと考える人間が存在するということだ。多分これやってる人は、いたって普通に家族を持って生活してる人だっていると思う。そいつだって、自分の子供はかわいいだろう。
でも、目の前に簡単に金になるものがある、この子供を売ったところで自分の人生には一切関係ないと考えるからやるのだろう。


氷点をきっかけに、そんなことを、つらつらと考えてみた金曜の夜。


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