2002年07月24日(水)



【不安】


この膨大で莫大な不安は何処からやってくるのだろう?
そんな事を考えずにはいられないよ。
余りに巨大で、深いこの不安は、果てしなく僕を覆っているから。
僕を、見えなくしてるから。

声も届かない、外なんて見えない場所で、不安だけを抱えて。
光を見つめる眼すら、僕は無くしてしまったようで。
此処では身動きすら命取り。
息を殺して、不安が晴れるのを待つしか方法が無いみたいに
不安は僕を外から完璧に遮断している。

でも、その不安で僕は「何か」から守られてる。
例えば、歩き出せば誰もがぶつかる他人との壁、そして、距離。
例えば、愛しい人との間で泣きたくなるほどの切なさ、そして、涙。
此処から出ない限り、僕はそれらから完璧な程に守られている。
傷つく事は、決して無い。
他人の剣よりは、己の剣の方が、痛みは軽い事を知ってしまった。

だからこそ、不安は根強く、僕を掴んで離さない。
この不安は、人との関わりへの恐怖、そのものだ。
これほどまでに巨大な不安は、ただ、ただ、他人への。

畏怖。

それだけだよ。






 



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