2004年04月18日(日)



【津波】


大きなうねりが
僕を今にも呑み込もうとしている
足元から波にさらわれて
一瞬の後にもう息が出来そうに無い


手を伸ばし暴れる僕の
辛うじて開いた瞼の隙間からは
太陽が反射して光る水面が見えた
綺麗だと思った


瞬間 ガボッと何かが
肺にまで達した気がした
咄嗟に零れた刹那の僕の言葉は
何処にも行けずにただ流れて
波の泡(あぶく)に紛れて消える


きっとその時 僕も消えたのだ
津波に紛れて 僕は消えたのだ






 


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