2006年07月19日(水)



【雷鳴】


ごろごろと空が怒ってる
どんより雲に時々光がほとばしる


カミナリ様におへそを取られちゃう!
なんて脅かされて
一生懸命おなかを手で押さえる
幼子の姿
あれは 誰?
なんて 尊くて
なんて 幼かったのか


純粋に全てを信じて
世界は全て味方だと思ってた
敵なんて居なくて
誰もが優しくしてくれるのだと
バカみたいに 信じてた


アタシのおへそは
いつの間にかカミナリ様に
捕られてしまったンだ
人間が一番大事にしなきゃいけないものを
アタシはきっと失くしてしまった


いつかのあの雷鳴が鳴り響く雨の中
泣きながら走った あの時に






 


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