2006年10月03日(火)
【たちあがれ】 厭いたと嘆くなら 淋しいと嘆くなら その檻から出てしまえば良い 一瞬で世界が変わるだろう ほんの一歩でお前は変わるだろう 過去を悔い 明日を憂うなら そのくたびれた両足で 地面に立てばいい その硬い地面を お前を甘やかした地面を 蹴ってしまえばいい 涙などとうの昔に枯れた 感情も枯れたと信じた けれどそれは真実ではない お前の足はまだ動くのだろう お前の目はまだ死んではいないのだろう お前の感情はまだ嘆く事も厭く事も 出来るのだろう それは 生きていると言う事なのだろう 現状を打破したいのなら その疲れきった足で甘い地面を蹴飛ばし その狭い 狭い お前の檻から 出てしまえば良いのだ |