2006年12月16日(土)



【ひとり】


独りの部屋
夜明け前までぱそこんに向かう
擬似的な何かを
きっとそこに見出してる


だけど居場所なんてないよ
ここに居場所なんてないよ


ひとりで独りの部屋で
ただ内に内に入り込んでいく精神
のめりこんでいく精神
浮き上がるのに力が足りない
いつだって


太陽の光をもうどれだけ
浴びていないのだろうか


朝に寝て
夜に起きて
そんな生活すら厭いて
息を止めたくなって
だけど意気地なしの僕は何も出来ない
たからただいつだって吐き出すだけ
内に内に向かう臆病な精神に向かって
終わる事のない唾を吐き出すだけだ
終りのない自問自答を繰り返すだけ


あざ笑うように、僕は僕に唾を吐く






 


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