↓いま、この曲、聴いています。


2004年09月14日(火) That day.

宅間の刑が執行されましたね。
異例の早さ。あの時、まだ自分は高二だった。
マスコミの残酷さについては、あのとき十二分に認識した。
人のすることとは思えなかった。

死刑執行については、理性と本能がぶつかるところなので、
戦争なんかと同じように、正攻法で行っても、
絶対にこうだ、なんて誰も言い切れないんじゃないだろうか。
死刑制度、精神病、感情、このあたりがキーだ。

法の根底にあるものが見せしめの精神なのであれば、
社会の安全を保障するものであれば、
これはたぶん正しいんだろう。

本能は、いち早く殺せと言う。

しかし、それでなにが解決するんだろうか。
これは反語ではなく、純粋な疑問。
謝罪も無いままに刑が執行され、
被害者の関係者は何を感じているのだろう。
宅間は何を考えたのだろう。全てを環境の所為にすることは
あまりに容易すぎる。

あたかもモニュメントとセットであるかのように、
新たな校舎が建てられた。
とてもきれいで、もう以前ほどの面影は薄れた。
思い出したくない、忘れられない、忘れてはいけない。
附小を眺める度に、幾多の無念が頭をもたげる。

僕は自然科学、工学を勉強するために大学にいるけども、
哲学について、法学について、人間社会について、
もっと学ばないと自分の考えも持てそうにない。


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atama_deka [MAIL] [HOMEPAGE]

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