20代の若者にとって90年代が70年代よりも古臭いのは、90年代は自分の経験した古さであるのに対して、70年代は未知の古さであるからだ。それはつまり彼らにとって古いのではなくて、新しさを意味する。すなわち、20代の感覚では、ビートルズやクラプトンは、ヴァンヘイレンやデヴィッドボウイよりも新しい。 そういう意味でPe'Zや上原ひろみのジャズは、新たなフュージョンの復興を象徴付ける音楽だと言えるんではないだろうか。 たぶんね。(といって逃げる)