日常喜劇

2001年11月10日(土) おじいちゃんの誕生日


私のおじいちゃんは、毎年冬の間だけ養護老人施設に入っている。
なぜならうちが冬を越すには寒すぎるからだ。
今日は、というか明日がおじいちゃんの誕生日なので、
一日早いがお見舞いも兼ねてプレゼントを渡しに行ってきた。
養護老人施設というが、おじいちゃんは別にボケているわけじゃない。
10年以上前にちょっと半身不随になってしまったけれどほとんどの
ことは一人で出来る、れっきとした身体障害者一級のライセンス持ちだ。
(エラソーに言うな)
でも身体障害者一級はなかなか便利なことも多い。
まずおじいちゃん名義で車を買うと安くなるし、身体障害者を
乗せて高速に乗ると高速料金が安くなる!104もタダで使える!
駐車場も一番近い車椅子マークに堂々と停められる。
家族はおじいちゃんの一級ライセンスの恩恵に預かりまくりだ。
それはおいといて。
(ムリヤリ密ネタにこじつけようとしてるし)
今日はおじいちゃんのお見舞いに行った。
行った先というのが実は、何を隠そう「濃縮還元不幸100%」(自前小説)の
舞台となった養護老人施設だったりする。
本当に職員全員がエレベータを操作できるリモコンを持ってて、
それがないと窓から飛び降りでもしない限り外へ出られない。
おじいちゃんは施設の中でも比較的しっかりしてる方で、入所者は
ボケたご老人が多い。お見舞いに来るといつも、エレベータの前で
「ここで巽と都筑はいちゃついてたんだよな…」と呆れてみたり
エレベータの中で「ドクタと密はこんな狭いところで遊んでたんだよな…
密、邑輝恐怖症じゃなくてもご愁傷様なコトだ…」
と憐れみつつ
こっそり笑ってみたりする。
おじいちゃんが入所してることはおいといて、
この施設にはヘンな思い入れが出来てしまった。


 < 過去  INDEX  未来 >


牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加