日常喜劇

2002年02月12日(火) 手袋


今日、電車の中に愛用の手袋を忘れてしまった。
電車出てすぐ気付いたんだけど、なぜか急いでて
帰りに駅員さんに聞けばいいやと思ってたら後で
どんどん気になって仕事中も気もそぞろに。
帰りに駅行って聞いてみたら「届け出はない」とのこと。
後悔絶頂で俯き加減に帰って来る。
「なんであの時ちゃんとチェックしとかなかったんだろう?!」
みたいに、密とケンカした後の都筑のごとく勢いよく落ち込む。
たかが手袋と理性では分かってるのに
本能が納得しないのだ。
「なんであんなダメ男好きなんだろう?!
もっとイイヤツいっぱいいるのに!

と苦悩する密といっしょ。(↑ムリヤリこじつけてないか?)
心のBGMはユーミンの「リフレイン〜」がリフレイン(笑)

ともかく、心の中に後悔タイフーンを吹き荒したまま
帰ってきて母親に「私の手袋知らない?」と聞いたら
「朝、駅に落ちてたわよ」と一言。
「なんでその時言ってくれなかったの?!」と
怒鳴りつつ行ってしまいました駅まで!
よくよく考えれば、朝落としたものが外にそのまま
落ちてるわけないのに、一縷の望みにかけて車ぶっとばして
探しに行っちゃったよオイ。
ここらへんケンカして家出した密を探しに行く都筑の心境。
車走らせながら「この私を突き動かす衝動はいったい何?!」と
自問自答してました。普通はだけど手袋相手じゃ
せいぜい執着だよなぁ…。
そしたらなんと、駅に手袋があった。
さすがイナカの駅、朝落とした物が夜まで無くならない。
つーか階段の手すりにちょこんと置いてありました。
親切な人、ありがとう〜〜〜(;><;)
思わず手袋を抱きしめてキスしたい衝動にかられました。
ここらへん密を見つけた都筑といっしょ。(笑)

しかしこの手袋も、まだ付き合い浅いけど
初雪舞う小樽とか吹雪舞う湯布院とか冬の潮風が痛い伊勢湾とか
歴戦の寒い地域を共に渡ってきたから、そろそろなんか憑いてそうだ。


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牛良 [MAIL] [HOMEPAGE]

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