日常喜劇

2010年11月17日(水) 大真面目な主張


お昼休みに、社長がとあるおじさん職員に軽い説教を
していた。そのおじさんが他の職員に言った内容が
「イチ職員として会社を切り離したような発言は不適切」
だと指摘されたらしい。
まぁ、説教というか軽いトーク形式だったのだが、
その話がまた長いものだからそばで食べていた
私がイライラして、つい口を挟んでしまった。

社長一家だって人に説教出来ないじゃないか、と。

要はまぁ、私から見るとそのおじさん職員は
細かいところによく気がつくし真面目にやってる。
対して社長一家は自分の食べこぼしも拾わないのに
人に説教出来るブンザイか、と内心モヤモヤしてたから
つい爆発させてしまったのだ…が。
ここからがスゴかった。

社長、神妙に聞いていてやおら一家を集合させ
「牛良さんの話を皆で聞こう」とか言い出すではないか。
社長、耳も態度も大真面目である。
私の主張はまぁ

・席を立ったら椅子を机にしまう
・食後に弁当箱を置きっぱなしにしない
・食後はテーブルをふく
・黙って休まない
・外出時は行き先を告げて出る
・最後に部屋を出る時は電気を消す
・自分の机にカップ等置きっぱなしで帰らない

…みたいな小学生の学級会議題のようなモノだ。
一度言って改善されなかったので、もう諦めて
「こいつら社会人としてどうよ自分家と勘違いしてねーか」
と思ってたのだが、社長はそれに対して大真面目に言った。

「何度も言ってもらわないと困る」


困るのはこっちだよ!!!

メンタルが豆腐のように脆い副社長に至っては
「子供の頃からやろうやろうと思ってたんだけど
どうしても出来なかったんだ…でもこの努力だけは
買って欲しい、牛良さん!」
となにやら大きく勘違いした情熱的発言をかます始末。
嫌だよそんな成果のない努力認めるほど会社は甘くないって
むしろお前が周りに示す立場だろオイコラ。つか「自分の
弁当箱を片付けないカッコいい理由」とか要りませんから。
だいたいさ、私だって家の部屋は汚いけど会社だから、
仕事だから掃除とか整理整頓とか気をつけてるのに
こいつらと来たらそういう意識がまるでゼロ。
しかしここに至って理解した。本当にこいつらは
「やる気がないだけで出来ないのは大真面目に事実なんだ」

ばかばかしい。

ラチがあかないので、仕方なく何度も注意するという
嫌な役目を担うことになってしまった。雑用が嫌な
訳じゃないんだが…オカンポジションに収まりたい
訳でもないんだよ…仕事しに来てんだから。
仕事以外の面が割とテキトーなので、仕事も皆
テキトーなのかと冷めた目で見ていたら、社長は
「仕事とは区別してるから誤解しないで欲しい」と
言っていた。いやでも「一事が万事」とも言いますしね?

しばらく動向を見ていきたいと思う。


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