ヨシナシゴト

2001年07月17日(火) 共通点

 たくさん日記を書くと宣言しておきながらいきなりゲームネタで恐縮なのですがFFXのお話です。
 なんというかこれはゲームではないな、という辺りは以前書いた通りですが、なんだか奇妙な共通点をもつ自称ゲームがあるような気がしたので考えてみたところ、あるゲームが浮かんできました。何かというと「サクラ大戦3」です。

 こう書くと何言ってやがんだこの野郎日本の誇る超大作RPGの最新作と消えるハードで出たオタク向けのギャルゲーとを一緒にするとは何事だそこになおれ! というようなことを思うFFとスクウェアに偏っちゃった残念な方がいらっしゃるかもしれませんが私も残念でしてその様な危険極まりない思想を持ち合わせることができませんでした。いや非常に残念。別にサクラ大戦ファンでもないですけどね。

 さて、この両者はこの日記を読んでいるような方ならおそらく知っていらっしゃるように、全く違うゲームです。でも、FFXとサクラ3を両方ともプレーしたことがある方はなんとなくわかる様な気がしませんか? ってハードも違う二つのゲームをプレイした事があるような奇特なゲーマーはなかなかいないかもしれませんが。私は奇特ですからやったことあります。自分で認める辺り駄目なのですが危篤でないだけましかもしれません。いや世の為人の為には危篤のほうがいいかもしれません。そんな大学四年の夏。

 話がずれましたがどの辺りが共通点なのかと言いますと、一言でいうと「理想」です。共通の「理想」の末にできあがったエンターテインメントの集大成とでも言いましょうか、ただ単にプラットフォームがDCとPS2という風に違ったせいでこの様な違いとなっただけで、根底にあるものは全く同じものだと思うんです。

 もう少し具体的に書きますね。
 両者とも、プレイ後に感じた主題は「綺麗な絵と声でストーリーを表現する」でして「見(魅)せること」に偏りすぎて足りなくなったゲーム性はミニゲームなり、なんなりでカバーし、クリアできないような難関は無く、とにかくプレイヤーを引き込んで「楽しませる」事を優先させたゲームだと思います。
 しかしPS2とDCでは対象となるプレイヤーが違うので「楽しんでくれる」為の内容は別となり、片方はFFとなり、片方はサクラ大戦となったのではないでしょうか。だからこそ、どちらも「ゲームとして最悪、エンターテインメントとして最高」という評価になる(なりやすい)のだと思います。まぁ私は少なくともサクラ大戦は最高とは思いませんけどね。
 しかし、本来はプレイヤーの質よりもゲームの中身が先に立つはずであり私もその辺りは重々承知しておりますが、悲しいかなユーザー層がその様にできあがってしまっているので如何ともしがたい現状だと思います。尤も、DCユーザー層は二分されていると思いますけどね。最近のFFとかサクラ大戦をゲームとして大好きになれる人たちと、なれない人たちですね。もっと言うならばアーマードコアやカルドセプトをゲームとして好きになれない人たちとなれる人たちでしょうか。

 しかし毎度の事ながらこんな毒のこもったことばかり書いているとそのうち後ろから刺されそうで怖いです。こんなご時世ですし。もし刺されたら異界送りしてくださいね(FF10ネタ)。


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