待望の人形シリーズ(^-^) 前巻が出ていたのを知らずにいて、最近文庫化されたのを発見して 踊っていたら、この最新刊・・・うれしいねえ、こういうの。 複雑にからみあってしまった小さな謎が、鞠夫によって小気味よく ほどかれていく過程はさることながら、いつも感心するのは 本当にこの作者は若い女性の気持ちをよくわかっている・・・。 あれこれ悩んで、失敗して、怒って泣いて、そんな素の姿に共感できる 主人公が、おむっちゃんなのだ。 ミステリ読者にあるまじき思いだが、ほとんど謎うんぬんより、彼女と 朝永さんの行く末を見守って、ハラハラドキドキ。ふふ。 だから、一番のお気に入りは「人形は楽屋で推理する」。 おむっちゃん、やったな!(ここ関西弁、野坂先生風)
巻末のいっこく堂さんとの対談も、なかなか興味深かった。 人形シリーズ、今度は何年も待たずに続編ありそう?なので、うれしい。 今回二人に押されてちとパワー不足気味だった鞠夫の活躍も期待。
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| 2001年09月01日(土) |
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