霞田志郎シリーズは、第1作の「上海香炉・・・」を 読んだだけである。 そのあとをすっ飛ばしての、新シリーズ。 どうやら前作で、手痛く傷ついたらしい志郎さん・・・・ 変人だったり、達観していたりする探偵はちまたに多いが、 太田作品の探偵たちは、たぶん皆繊細な感覚の持ち主だ。 悪い意味ではない。より読者に近いということだ。 一作しか読んでなくてキャラについてはそう語れないが、 千鶴ちゃんはちょっと苦手かも・・・ それってワタシが年取ったってことなのかな! 「紫」に関する謎・・・・もう少し最後まで雰囲気を引っ張って 行けたら、もっと意外性が際立ったかも。
「香」の話は全然知らない世界なので、面白かった。 香りを聞いて、それを当てるのを鳥の名前や源氏物語であらわすとか なんだか教養高い未知の世界・・・・。 香道ってどれくらい今普及しているのだろう? でも・・・・匂い袋の香りとか苦手なので、向いてないかな。
|
| 2002年02月22日(金) |
|