★森絵都。 『つきのふね』

『カラフル』は、良かったけどみんなほどのめり込めなかったので
今度もダメだったらどうしよう、とどきどきしていた。←小心者
でも、それって今思えば、杞憂。
良かった。『つきのふね』はとても良かった。
「トランペットのすかんと空につきぬけるような音色」
こんな表現に、ココロがすうっとした。
なんだろう・・・・たくさん寄り道する場所はあるはずなのに、
淡々と時は流れて行く。
みんながふらふらと、何かを探してさまよう。
答えはわかっているのに、見えない。
その出口が、つきのふね。

確かに何かがかわったのだ。
誰かを必要としている、ということが、あるいは
誰かに必要とされている、ということが、どれほどまでに
そのココロを癒すのだろう。




2002年04月24日(水)
By ちゃいむ

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