★内田康夫。『日蓮伝説殺人事件』

順序が逆になってしまった。
本当は、ドラマを見る前におさらいしたのではなく、ドラマを見たあとで
復習したのである。だいたい、こういう手順を踏むことが多い。
先に原作を読んでおくと、先がある程度見えてしまってドラマが楽しめない
からだ。原作はまったく頭から消えているので、ドラマを純粋に楽しんで、
それから原作を読み、「ここ違うじゃん!!」と重箱の隅をつつく。
・・・いやな読者(爆)

また前フリが長くなった。
ドラマで、あまりにも謎解きが強引だったので、いったいほんまはどう
やったのか、という疑問がふつふつと沸き、本当にひさしぶりに読書を
した。なんと、『日蓮伝説殺人事件』は上下巻!本棚の奥からようやく
引っ張り出したときに気づいた;^^)
読んでみて、やはり小説はよろしい。細かい伏線があってこそ、数々の
謎解きへの滑らかな道筋にいざなわれるのだ。
それにそれに、びっくりしたよ、浅見さん〜。あんなことがあったのね。
ひょーひょー。それなのにどうしてこんなところで終わるの?と
そういえば初めて読んだとき、思ったような気もする。
いくら浅見さんが恋に臆病だとは言っても、そこまで心を動かして
いたのに、あれで終わりはないよねえ。2人ともかわいそうだ〜。
お別れするにしても、きちんと書いてあげないとー。

でも、久しぶりに浅見さんの新刊が読みたくなったな。
あっ、浅見さんのじゃなくて、内田康夫の、だった(爆)。
「浅見、ついに年貢を納める!」なんて帯の本が出ないかなあ。
2003年05月18日(日)
By ちゃいむ

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