いつだってこの空 |
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2002年03月01日(金) ここから見えているのは何の陰か? 寝転んだままの僕が見ているのは何の世界か。 本当にあるからこそ見えているものと、目をつぶっているからこそ見えないものの、見ようとしないものの大きさはどれくらいだろうか。 損をしないように見れるものは見ていきたい。 悲しくても。 夜を好きになるのは難しい。だって僕は夜になると眠れなくなるんだ。朝が来る怖さを憶えてしまうから。だけど、夜になってしまうとどうしても見たいものがあるんだ。青く光る星を。いくつもの星たちを。僕は吸い込まれていくようにそれと一体化することを望む。誰に見られなくてもいい。僕が見ているこの夜に現す青い星と一緒になる。ここからの、木陰から見える白い君。そう、君だ。朝の光を迎える前の覚える君。そして恐れおののく君の瞳は綺麗なままで少しも変わらない。 変わるのが怖いと言う君。変わる姿を見てみたい僕。どんな色に汚されても僕は君を抱きしめたいと思うけれど。。君の怖いものはもしかしたら僕も恐れてしまうものなのだろうか。 広い場所にいるからか、奥にある野心は芽生えぬままに数だけ増す欲心。少しづつ動いてはとまる。歯止めが効かなくなるのはさていつか。 果てはその場所にあるのか。 この場所は僕のすべてだ。 ひとつひとつの叫びと共に僕を殺してくれるのは君だけだ。 どんなに近くてももっと側に来ようとする君に僕は少しだけ隠れようとした。だってそれだと僕を簡単に見つけてしまい飽きてしまうと思うから。 君から逃げることで君は僕にもっと夢中になるだろ?こんなことはしてはいけないことかい?君の気持ちを試しているわけじゃないよ。君の心と遊んでいるんだ。 木にとまり僕はキスをする。陰から見えたのは一体何か。
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