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何にでも出会いと言うものを感じる。たとえば本。私は今、村上春樹が好きで読みあさっている。一番最初に読んだのが『海辺のカフカ』、その次が『アフターダーク』、次に『羊をめぐる冒険』を買ったのだがなぜか読む意欲が出ず『ねじまき鳥クロニクル』を先に読んだ。次が『ノルウェイの森』で次が『神の子どもたちはみな踊る』で次が『風の歌を聴け』、そして今『1973年のピンボール』を読んでいる。次は『羊をめぐる冒険』を読もうと思っている。これは本当に奇遇なのだが『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』は三部作でつながったお話だったのだ。もし『羊をめぐる冒険』を先に読んでいたらけつから読んでしまうところだった。そして、もし最初に読んだのが『海辺のカフカ』じゃなかったら、ここまで村上春樹を読み続けなかっただろうと思う。これは遠藤周作にも言えて、最初に『沈黙』を読まなかったらと思うと、なんか縁と言うものを感じてしまうのです。
kanno
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