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2005年10月23日(日) イキル

ボーっとテレビを見ていたらNHKで『課外授業』という番組がやっていた。菊地義信という方が出ていてその方が谷川俊太郎の『生きる』という詩を紹介して、こう言っていた。友人が胃の病気で亡くなったときにこの詩を見て、『胃切る』と読んだという、そう胃を切ると読んでしまったんだと。そして、その亡くなった友人を思い、この詩を全て逆に考えたのだと。『生きていないということ、いま生きていないということ、それはのどがかわかないということ、木漏れ日がまぶしくないということ、ふと或るメロディを思い出さないということ、くしゃみをしないこと、あなたと手をつなげないこと』というふうに、この『生きる』という詩は、私は前から知っていたが今日この詩を逆に読んでもっと生きる素晴らしさがわかった気がしました。『生きるということ、いま生きているということ、一生懸命がんばれるということ、緊張できるということ、苦しめるということ、試合ができるということ、喜べるということ、』それは全部生きているからできるんだ、そう思いました。


kanno

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