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少し前にも、この日記に書いた事ですが、私の長男が極真空手に入門しました。私の生徒であり弟子であり後輩になった訳です。長男は自分から空手をやりたいと言いました。息子はテレビでも戦隊物やヒーローなどの戦う物に興味がなかったので、空手をやりたいと言った時は、少し驚きましたが、同時にやっぱりなと言う気持ちもありました。それは、息子は少なからず私の血を引いているわけですから、私が自分の人生の半分以上を賭けるほど好きになった物に対して興味を持たない訳は無いと思っていたのです。息子が空手を始めた事は、やっぱり嬉しいです。自分が命と青春を賭け、あらゆる事を犠牲にして取り組んで来た事を、息子がやりたいと言ってくれたのです。息子からその言葉を聴いた瞬間、私は空手をやっていて良かったと思いました。自分の好きな物を息子が理解してくれた気がしました。その事で今までのいろんな事が報われた気持ちになったのです。もちろん私は息子が生まれた時から、いつか極真空手をやらせたいと思っていました。自分が本当に良いと思っている事を息子にやらせたくない訳はありません。ですが息子に空手をやらせる際に二つ悩みがありました。一つは、息子を自分の道場に入門させるか?と言う事でした。それは「自分の子供を教えるのは難しい」とよく人から聞いたからです。でもある方の言葉でそれは解決しました。自画自賛になる事を恐れずに書きます、その方は私の事を良い先生だと言ってくれました。その方は、「自分も子供の頃、菅野先生のような先生に出会いたかった」と言ってくれました。そして「息子さんがせっかく空手をやりたいと言ったのに、自分の子供と言う理由で、良い先生に出会うチャンスを失うなんてかわいそうだ」と言ってくれました。さらにさらに自画自賛になる事を恐れずに書きます。私は、私が思う理想の先生になる努力をずっと続けて来た自負はあります。そしてそれに近い所に自分は来ていると言う自負もあります。少し話はズレるかもしれませんが、自分の子供にやらせたい物だから、人にも入門を宣伝する訳です。自分の子供を教えて欲しいと思う先生だと思うから、人様の子を預かり人様が一生懸命働いたお金をいただけるのです。そうじゃなかったら詐欺になってしまいます。もう一つの悩みは「自分の子供にひいきしてしまうのでは?逆に厳しくしすぎてしてしまうのでは?」と言う事です。私は息子を3回指導しましたが、息子に対しても、生徒達と接するように普通に褒めたり叱ったりして指導する事が出来ました。考えてみれば、私は今までずっと変わらない指導方針として、この子が自分の子供だったらと言う事を念頭に褒めたり叱ったりして来ました。だから指導するにあたり自分の子も人の子も無い訳です。稽古中は生徒達全員が私の子供なのです。息子もその中の1人に入っただけの事です。晴れて全ての悩みは解消されました。最後に私が息子に望む事は空手を通して「己に克つ」事を学んで欲しいと思います。弱い自分に克ち、自分に起きた事を受け入れ、困難に諦めず立ち向かう強い人間になって欲しいと思います。それが出来れば、きっと自分の経験から相手を思いやる事が出来る優しい人になれるのではないかと思います。心から息子にこう言いたいと思います。「Welcome to Kyokushin karate!」
kanno
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