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2025年05月14日(水) 強さ

私はもともとはとても弱い人間でした。頭も身体も心も気持ちも全てが弱い人間でした。だから弱い人がどんな思いをするかは誰よりも分かっているつもりです。弱い人はいろんな事で我慢をさせられます。そのために悔しい思い辛い思い悲しい思いをたくさんさせられます。私は友達からも馬鹿にされ先生からも馬鹿にされ友達からも先生からも虐められました。私なんていないほうが良いと言われた事もあります。私の心が壊れなかったのは母が私に愛情を注いでくれたからだと思います。それでもあのままの自分だったらいつかは私の心は壊れていたと思います。私はそんな自分の事が大嫌いでした。虐める人が悪いのではなく、自分が弱いから虐められるんだ、だから虐められるのは自分が悪いんだと思っていました。だから自分の事が大嫌いだったのです。自分の事が大嫌いだったから自分を変えようと頑張りました。先ずは水泳を頑張りました。人より何かが出来る喜びと人から注目される優越感を知りました。そして水泳で力を付けて行くうちに自分に自信が持てるようになり、人と喧嘩も出来るようになりました。そして自分は喧嘩が強いという事を知りました。自分が強くなったら周りの人達は掌を返すように私への態度を変えました。友達も先生も私に気を使い特別扱いするようになりました。私は自分が手に入れた強さのせいで間違った事をし曲った道を歩んでしまいました。母にも迷惑をかけてしまいました。その私に本当の強さとその強さの正しい使い方と自分の歩むべき道を教えてくれた物が極真空手でした。本当に極真空手をやって良かったと思います。私は弱い人の気持ちも強い人の気持ちも分かります。虐めたことも虐められたこともあります。結局この世の中は自分で何とかするしかありません。助けてと言わなければ助けてももらえませんし、自分のことは自分でやるしかありません。息することも食べることも排泄することもお金を稼ぐことも全部自分でやるしかないように自分の身は自分で守らなければいけません。弱い人も絶対に強くなれます。頑張れば最低でも今の自分よりは強くなれます。今の自分が置かれている状況が本当に嫌だったら本当に辛かったら、自分を変えようと頑張れるはずです。稽古の辛さなんて気持ちよく感じるはずです。私は自分なことが嫌いな人ほど自分を変えようと頑張れると思います。私もそうでした。自分を変えなければ、この世の中は何も変わってくれません。


kanno

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