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2025年08月21日(木) 私が思っている身体を動かす理論

私は人間の身体を動かす事に着いて直接的には不思議な力は何もないと思っています。もちろん気力や胆力や根性と言うもので不思議にも思える力の使い方や素晴らしいプレイが生まれたりもするのですが、不思議な力が人間の身体を動かす訳ではありません。脳が身体を動かす事では司令塔となります。車で言えば運転手の役目をします。だから運動神経が悪いとか不器用な事の原因は身体に指令を与える脳にあると思います。なのでよく自分の身体を観察してあーでもないこーでもないと思いを巡らせながら考えて感じて、自分の身体を動かす必要があると思います。何かが出来るようになる時はだんだんとではなく、何かのキッカケで骨を掴んだ瞬間に一気に出来るようになります。自分の身体がどの方向にどのように動かしやすいかと言う自分の身体の特徴を理解するため、そしてその可動域を広げて、自分の身体を大きく動かせるようになるために柔軟体操が大切になります。そして自分の身体のフレームとなる骨格を動かす筋肉は強ければ強いほど、自分の身体を速く動かせるようになりますし、自分の身体を強く動かせるようになり、重いものを持ち上げたり、押したり引いたりする事が出来るようになります。なのでやはり自分の身体を動かすうえで1番大切なのは筋肉と言う事になります。その身体を速く強く動かし続けるために大切なのは人間の身体のエンジンとなる心臓となります。なので柔軟体操と有酸素運動とウエイトトレーニングは必須となります。身体操作や技術を身に着けるため空手で言えば基本稽古や移動稽古や型やミットやスパーリングが大切です。その稽古の中で自分の得意な動きを編み出し、苦手な技も出来るようにしていきます。その柔軟体操やウエイトトレーニングや有酸素運動や身体操作の稽古の中で気力や根性や胆力が養われて行きます。これは私の考えですが、やはり身体を動かす事で1番大切な物は筋肉だと思います。脊髄などを損傷して脳が神経を通して筋肉に命令を出せなくなってしまえば人間は指一本動かす事は出来ません。と言う事は身体を動かすのは気力でも根性でも胆力でも気でも精神力でもありません。ましては骨が身体を動かすなんて事は絶対にありません。稽古をすればするほど自分の限界にぶつかります。それを受け入れて前に進んだり、時には後退したりしながら頑張る事をやめてしまうと不思議な力に頼りたくなってしまい、わけの分からない理論を言うようになってしまいます。そしてここで1番怖い事は、そのような事を言い出し始める年齢になる時には、自分の理論を否定してくれる人がいなくなってしまっている事です。私はそうならないよう自分の足元をしっかりと見て、常に自分を見つめ直して前に進んで行きたいと思っています。


kanno

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