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私が旧城南支部時代にとんでもない天才と出会いました。現新極真会で活動している塚本徳臣先輩です。初めてビッグミットをやっているのを見た時に身体が大きいのにとても綺麗な動きをしていました。突き蹴りやそのリズムやタイミングや足捌きや身体の使い方がとても綺麗でした。身長は186センチあって体重も90キロぐらいあって、こんな動きをするなんて凄いと思いました。組手もとても綺麗で、軽い感じでやっていてもタイミング良く技を入れられて、こちらの技が全然当たらないので、ガチでやらなくても自分が完全に及ばない事を教えられます。あれだけ全ての技で相手を倒せる技がある空手家はもう出てこないのではないか?と思います。塚本先輩より私のほうが歳は1つ上なので塚本先輩は私を菅野さんと呼んでくれます。当時の極真空手の世界では1日でも早く入門したら、その人は先輩です。基本は先輩は呼び捨てです。茶帯ぐらいまでは名前も呼んでもらえません。でも塚本先輩は私を菅野さんと呼んでくれて、とても仲良くしてくれました。塚本先輩は弱い後輩や少し変わっている後輩にもとても優しく接していました。あれだけ強くて謙虚で優しい人はなかなかいません。本当に強い人は優しいんだと思いました。塚本先輩が初めて優勝した、横浜アリーナで行われた現新極真会の第6回世界大会の決勝戦はとても心に残っています。塚本先輩が優勝した瞬間に皆で抱き合って泣いたことは一生の思い出です。城南支部が1番輝いていた時を象徴する出来事だと思います。第6回世界大会は現極真会館と現新極真会で行われたのですが、極真会館の方は優勝が八巻先輩で準優勝が数見先輩、現新極真会の方は優勝が塚本先輩でしたので、まさしく城南支部が極真最強の支部だったと思います。そしてこの3人の先輩は全ての格闘技の選手の中でも最強にもっとも近い所にいた凄い空手家だったと思います。無差別の格闘技の日本人選手でこれだけの人はこれからもなかなか出てこないのではないかと思います。
kanno
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