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■ 桜の花が咲くころに･･･
私のために描くといってくれた
絵本のタイトルだけど、
自分のために書いて欲しいと思って
出版費用の一部は負担した。
今年の桜はもう咲いてしまったから
来年の桜の花が咲くころに
どうか出版されますように。
来年の今頃も、
一緒にいられますように
祈るような気持ちで
夜桜見物してみた。
二十歳そこらで付き合ってた彼氏は
夜桜は怖いから嫌いだと言っていたのを
思い出しながら
今日は一人で
夜桜＆缶ビール。
桜の花が咲くころは
色々と余計な記憶がよみがえる。
闇の中でぼんやりと発光している様に光ってる花弁に
煩悩やら、欲望やら、失望やらを見てたから
夜の桜が怖かったのかなぁ・・・と
余計なことを考えてみる。
要らん過去を思い出しながらも
なんだかんだと私は幸せなんだなぁ･･･と、
我が身を振り返る。
あこがれてた平凡な幸せは手に入れてないけど
今の住まいは私の念願どおりの場所たし、
やりたかった仕事にも何とか着くことが出来たし、
物欲もある程度満たされた。
念願は、かなうまでよりも、
かなった後に、それを維持するほうが
実は結構しんどいのかもしれない。
願わくば、来年も、
幸せな気持ちで夜桜＆缶ビールの夜を迎えることが
出来ますように。
2012年04月05日(木)
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