再会 赤い毛布に包まった青白い女の子 傍にあるのは細く灯った最後の蝋燭 纏わりつく空気は冷めていた 震える体を抱き締めてくれる人は いつの間にかいなくて もう自分で自分を抱き締めることでしか 自分を保てない 動くことなどでず 眠ることも怖い けれどあの人のことを考えていると ああ、もう戻ってこないのかなと そういうことしか浮かばなくなってしまった もう終わり、とふと思ったとき 「冷たい顔」 まさか戻ってきてくれるなんて思わなかった そう思ったけれど声が出ない 代わりに涙が沢山零れて 寄り添った二人は静かに眠りにつきました 赤い毛布に包まって |