⊂『偽善者』⊃
2002年05月02日(木)

『偽善者』なんて軽率に云わないで、其れはひとに向かって云う言葉じゃない。
言葉の意味を知った瞬間から、あたしは優しさを忘れた。
自分の優しさを信じれなくなった。
自分を嫌いに成り始めた。

『偽善者』って初めて云われたの、中3の冬に。
受験で「みんな受かるといいね」って、あたしが云ったの。
其れは、至って無邪気だったのに。
『偽善者』って云われた。
今になれば、そう云った相手の心がどう腐り始めてたか分かるけど。

云った側がどれだけ本気だったかなんて知らない。
でも、あたしには失い始めた切っ苅テけだった。
あたしにとって『偽善者』は、決してひとに云ってはいけない言葉なのさ。
『八方美人』だとか『死ね』っていう言葉はひとに云ったらいけない。
色んな場所で良い顔が出来るひとは凄いと思う。
死ねなんて言葉を誰にでも云うひと。
そんなに気に入らないことばかりある世界なら、自分が死んだ方が手っとり早いでしょう。
云い云われする言葉なら、お互いに成長出来るものが良いと思った。
楽しければ其れで良いかも知れないけどさ。
だけどあたしの頭には、ひとに向けてはいけない言葉が幾つか棲んでる。

日記は云いたい放題だけどね(笑)。



My追加
 << 足跡  すべて  糸 >>



由弥 [御手紙]