僕らはもう嫌いあうばかりだね。 寂しいけれど、さようなら。
今日は、憂鬱だった。 梅雨が始まったらどうなるんだろうなんて心配。 あ、雷が鳴ってきた。 梅雨が来ないまま夏になったならいいのに。
今日は憂鬱だった。 なにもかもに苛立って、 否定して、寂しくなって、ひとりになりたくないと思った。 だけどもう手後れなんだ。 あたしもう、ひとりだね。 誰もいないのよ、だから否定したの。 あたしはあたしを嫌うひとを、好きで居続ける自信なんてないもの。 いつかあたしを救ってくれた言葉を、裏切ってしまうかしら。 信じ続けなければいけないかな。 信じていたいけど、もう、何もないのよ。 ただ、虚しくなるだけだからね。 自分をもっと強いと思ってた。
かえる場所がまたひとつなくなった。
あたしはなんにも、なにひとつ、大切なものなんて持っていなくて。 馬鹿みたいに依存して、其れしかない、なんて勘違いしている。 あたしが作るものはいつも誰かに壊される。 だから、きっと何ひとつ護れない気がしてた。 大切な仲間を壊された。 …自信がなかったから、あたしが引き金を引いたんだと思う。 そう思えば、多少は気休めになるけれど。 あたしにとって、一番大切なものだと。 指を構えた瞬間から、本当は気付いていた。
後悔しても後の祭り。 壊れたものは戻らない。
ほんとうは。 あたしは初めから、彼女の核を疑っていた。
最後まで信じ切れなかった。
それが、正解だった事が。 一番辛い。
何故なんだろう。
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