円ちゃんとはお好み焼き屋によく行く。
今日は久しぶりに夜食べに行ったらメニューがリニューアルしていた。
なにはともあれ、一緒に焼いて半分にするという行為がとても好きだ。
最近なんでも美味しく感じるがお好み焼きは特別。
昔はよく喰むという行為がいやだと思っていた。
でも最近は太った。

円ちゃんは割とよく遊ぶ学生（兼しんぶんやさん）だが、やっぱりそこには自分はどうする事もできない色々がある。
そして自分は自分で呑気に短期バイトしたりしている。
こうした姿は彼女から見ると、まさに文字の如く呑気に見えている事だろう。


今日は円ちゃんとカラオケにも行った。
当初はあんまり唄わなかった円ちゃんだが最近は進んで（嘘です半強制です）、『ちょこっとLOVE』を熱唱していた。
なんだかこうしていると、今隣にいる彼女が持っている「色々」がファジーに思え（思わせてくれてるのかもしれないけど）、そして何より、自分自身が直視すべき「色々」もファジーに見えてしまう。
時々そんな自分にハッとする。楽しく、シラフで酔っ払えるのは、何より嬉しいんだが。


まだどうなるかはわからないけど家を出るかもしれないという話をおかんにしてみた。
うちの事だから反対はされないが、二人で住む事について、でもじゃあ父親にはなんて言うのという話になり困惑した。
隠しておくことは出来ても、経済的も何も自立してないからなぁ自分。この前、知り合いの女子高生で、カノジョの事を親にカムして後悔してたコがいたが、ワシだって隠すとか公開するとかいうレベルにすら達しないよな。そういう意味で自立している円ちゃんを、「すごい」とか「尊敬」とかいう言葉で重たく押し潰す気はないけど、そういう意味では自分はやはり甘い、と思う。
という事を更におかんに言ったら怒られた。おかんは、ワシが口先だけだという事を知っているからだ。甘いと言ってみたところで自分で何とかできるわけじゃねぇだろオマエ。

これから一年の月日。
ヒヨコはどこまで飛べるのだろうか･･･