エンピツを読んで・・・
なかじ〜



 靖国参拝を切る

(スパンメールが来そうな内容ですが
よろしくお願いします)

小泉首相が靖国参拝をしたいと言っている。
公人・私人とは関係なく
ただ戦没者を弔いたいという信念からで
あるそうだ。信念は素晴らしいと思うが、
疑問なのは、なぜ靖国なのかである。

靖国神社を参拝することは
1つの宗教的行為である。
というのも靖国神社は神道という
1つの宗教の施設であるからだ。
ということは総理大臣として参拝することは、
国という権力が1つの宗教を保護するという
政教分離の問題に抵触するからである。

それでもいいのではないかという
自民党の超党派が言うかもしれないが、
この論理からでいうと、
例えばオウム真理教が戦没者を慰霊するための
集会を持ちたい。そこに小泉首相が
戦没者を弔いたいという信念のもとに
集会に参加するとなれば、
おそらく自民党は大反対するであろう。
また、マスコミも大反対するであろう。

つまり靖国神社自体がどう解釈しても、
民主主義の時代においては、
1つの宗教である。だから無宗教の墓地を
作るという話があるそうだが、小泉首相は
そこで戦没者を慰霊すればいいと思う。
靖国にこだわることは、小泉首相が神道という
宗教の布教活動をしているように
疑われても仕方がないような気がする。

あと1つ言うならば、戦没者の御霊が
すべて靖国神社にあるのもおかしい。
戦時中は国家権力によって
神道という宗教が強要されたが、
例えばキリスト教を信奉しながら、
御国のために亡くなった人もいると思う。
その御霊は多分神に召されると思うが、
なぜ靖国だけなのだろうか。

2001年08月08日(水)
初日 最新 目次 MAIL


My追加