徒然エッセイ&観劇記
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| 2001年08月16日(木) |
「風と共に去りぬ」観劇記THIRD(激甘評�機� |
<全体評>
見終わってすぐの感想「なんだ、結構よく出来てるじゃん?」
8月4日、昼公演、三度目の風去り!! 何故かこの日、私の当演目への不信感が、ぐわぁ〜〜っと晴れました。 理由は多分 1・三度目だから 2・S席だから 3・原作小説・映画を見たから 4・バトラーが渋くなってたから ってとこでせう。ああ、悔しいけど、前言撤回するわ。あんな激カラぶっといてナンだけど、今日は激甘よっ。だから、風について激甘な評が嫌な方は見ないように(笑)
でも負け犬の遠吠えさしてもらうと、
1・三度目だから って、何度も見るうちに良くなるっていうのもどうかと思うのよね。だって普通の人は一演目一回しか見に行かないもん。よほどのマニアじゃないと、同じの二回も見るなんて考えられないよ。一回目で「?」と思わす演目だったってことは事実よ。
2・S席だから って、これもねえ。どんなに遠くから見ていても、いい演目はいいから。遠くの人も巻き込めるくらいのパワーが欲しいよね。
3・原作小説・映画を見たから って、原作を見なきゃ分からない舞台なんて嫌ーーっ。ほんとは、原作を全く知らない人でもオッケーであるべきじゃない?舞台って。「原作そのもの」の通りにやれとは言わないけども、舞台は舞台で破綻なく理解出来ないとあかんと思うで。
4・バトラーが渋くなってたから って、山口さんは8月に入ってから、意図的に渋くなさったんでしょ?それは最初からの予定だったのか、みんなに「へろへろ過ぎ」って指摘されてそうなったか分からないけど・・・演目の途中でキャラを変えるっていうのはどうなん?いやこの場合、私は渋いタイプのが良かったからいいけども・・・つーかこう、最初からそうであって欲しかったなぁ、なんて。でもやってみなきゃみんなの評判とかわかんないしねえ・・・お稽古時間もあんましなかっただろうし。でもプロとしてどうなんだ?て気がしないでもない。 山口さんが「楽しんでやる」そしてリピーターが「楽しんで見る」ためには、色々やるのがいいんだろう。私だって、渋くしてもらうのが希望だったし、希望が叶って万万歳だっ!・・・けど、一回しか見ない人はどうなるんだ?7月に一回しか見ない人にとって、山口バトラーはへろへろ印象になって残るでしょう。それはもう、個々人の予定で決めた観劇日なわけで・・・なんだか不公平!? でもそれじゃ、進化すんなとか変えるなとか言うみたいになっちゃうし。最初から完全であったならいいのにね。そうはいかないよね・・・。 これからも、変えるのかもしれない。またへろへろに戻るかもしれないし。昼はへろへろ、夜は渋々とか(笑)もぅ・・・好きにして(爆) だって、御免、やっぱ、山口さんが好きなんだもん(免罪符)
<お席>
初の帝劇S席(13000円)一階C列44番。というのは前から三番目で、右から三番目のお席です〜。ぎゃあああああ舞台が近いーーー!!! 肉眼で表情まで見えるだなんて!奇蹟だわ。ああ、この席でトート様なぞ見ようものなら、流血失神必須だわ(見たかったぁぁぁ) 花道がすぐそこよ!歩き去る山口さぁぁん、首を右マックスに傾けて見送らせて頂きましたわ〜〜。おおお山口さん歩いてる!あああそこに山口さんがああああ って、心の中で叫び散らしておりました(常時)演目の内容と関係無しに、終始ニヤニヤしているバカな女。山口さんがいない場面でも、ニヤニヤが残って妙に興奮してたりして。 その興奮が作用してか、何故か臨場感いっぱいに風世界堪能。あのー泣いたり笑ったりはもはやしませんけどもね。ほとんど三回目ともなると「観察」に近いっすね、ハイ。
<キャスト評>
・山口バトラー
七月のへろへろバトラーに比べて、あきらかに渋くなっていた。最初から落ち着いている。低めのトーン。歯を見せて笑わない。 こんなに違うとは!大いに驚いた。ああ、山口さん頑張ってる〜って思った。「これがそのレッドバトラーなのおおおおお!?」って思われないように(笑)頑張ってる山口さんを感じて何だか嬉しかった。 山口バトラーはもう、映画や原作をとっぱらって、山口バトラー。だって愛に溢れすぎ(笑)もう、すみずみまで「スカーレット好き好きオーラ」が漂っていて、あんまし隠そうともしていない。 後半、隠す必要がなくなってからは、もうラブラブオーラ満載。優しい〜あったかぁい〜足長おじさんバトラー。 セリフの端々ににじむ父性度もアップしていた。全ては愛に溢れた結果でしょう(笑)
(演技全般について思ふところ)
私は山口さんのセリフ演技を見たのは、この「風と共に去りぬ」が初めてでした。最初、ビビって、どうしようかと思った(笑)動揺のあまり「演技に向いてない人なんじゃないか」とか書いちゃって、おいおいいいのかよって自分ツッコミ。 で、どうも「風」での山口さんの進化具合を見ていると、山口さんていうのは、確かに演技には向いてない(!)というのも、演技っていうのは、内側から本気で出ていない感情にもかかわらず本気であるかのごとく見せる技術、だと私は理解しているから。 勿論、演技の巧い人で、役に入り過ぎて、ほぼ自分と同化してきて演技に磨きがかかるケースもあるけれども、ほんとに同化してしまったら「演技」ではない、もっと別のモノだ。 で、山口さんは、役になじんでなじんで、入ってしまったところで演技ならぬその同化現象を起こす人なんだなーと。 そうなってくると、自分ではあまりコントロールが効かなくなったりしますが、マジで入ってる瞬間なんかは、問答無用に人の心を打つ、でしょうね。
私がセリフ演技の山口さんを見る場合、「役」を見るというよりは「役に入ってる山口さん」を観察するって気分になるでしょう。 でもそれはそれでいっか。歌がむっちゃくっちゃスゴイんだから、他の色々を望むってのもおこがましい話でアルっ。(DAKARA出来たら歌中心舞台に出て欲しい・・・)
・大地スカーレット
第一幕は、映画のビビアンとすごく被るとこがあって、何かよく出来てるじゃん!?天然スカーレット、すげえ、と思った。 たまに本泣き入ってたし、がんばってるなぁーって。(何度も見ると情が移るのか?笑) ニ幕のスカーレットは、映画でも小説でもそうだけど、やな女ってか、ナニ考えてんだか・・・??そこも忠実か? 普通に見てると、セリフの不自然さは気付かないのだけど、ふとしたときに「うわっ」て思う。もう、あれは直しようがないんだろうね。演出家もファンも誰も指摘しないだろうし(笑)
・今井アシュレ
もう、何度見ても同じ。すてきよーーー!!!
・杜メラニー
同じく。初日から完璧なメラニー。気丈過ぎるって意見がありますが、メラニーは実際内面は強い女性ですんで、まあこれくらいでもいいのでは?
・花山マミー・植田プリシー・沢木ミード・寿ベル・木村ピティ・藤堂フランク・安崎チャールズ・林ジェラルドなどなど 全キャストハマリ役!!ぶらば〜〜!!!
<楽曲>
これはこれで、まっいっかぁ〜(妥協?)
<舞台装置>
遠くから見ると何だか安っぽいおもちゃのようだったけど(すまん)近くで見ると、大階段とか豪華だし、なかなかすごかった。 横からごろごろごろーーって出てくるのが、何か楽しかった。階段、上半分と下半分に分かれてて、合体するんだもん。おもしろーい! 背景の雲とかも実は凝ってたのねぇ(後ろからじゃ見えねーっちゅーの)
---追記<東宝舞台のキャラ雑感>---
スカーレット:原作ほど腹黒くない。メラニーのこともあんまし嫌いそうじゃない。臨終シーンとか・・・。映画ビビアンみたいな「キツすぎるがゆえの魅力」がないため、結構普通っぽく、セリフにいちいち媚が入ってるから毅然としていない・・・
バトラー:とにかくスカーレットラブ☆ラブ。可愛いバトラーさん。ただし、スカーレットの魅力が前述したようにナゾなので、「何でスカーレットが好きか」というと「美人だから」ぽくて何だかな(笑)
アシュレ:メラニーラブラブでスカーレットは眼中に無い(鈍感)たまにくらっときても自制する(笑)結構しっかりしている(メラニーが死ぬまでは)あらゆる意味で原作と別もの(笑)
メラニー:原作に忠実な性善。アシュレラブラブ。
他キャストは皆、原作に忠実。
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