続々・不良主婦と呼ばれて@USA
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米国在住数十年国際結婚美人妻<←嘘>自堕落日常日記
今日は父親の誕生日。 67歳か68歳。。。って、正確な年齢が一発で出てこない、とんでもない娘である。>生年月日は知ってるけど。 昨日電話で久しぶりに話した時には誕生日のことに触れなかったけど、メールでカードを送った。 それも「To:じぃちゃん・・・From:孫の名前」で。 私は、父親とあまり「会話」をしたことがない。 両親が離婚して父親と離れて暮らしてたとか、仲が悪かったとか、嫌いだとか、仕事人間で殆ど家にいない人だったとか、全くそんなことはない。 私が物心ついてからの父親は、常にもの静か、怒られた記憶もなければ褒められた記憶もなく、本当に必要最低限のことだけ聞いてきて、必要最低限のことだけ話して来る無口な人。 かといって頑固親父で亭主関白で、むっつり気難しいと言うわけではなく、周りから見たら「静かで物わかりが良くていい人」と取られるかもしれない。。。けど、その無口さ、感情の起伏のなさに、たまに心底何を考えてるのか分からなかったりする。 母親もそんなことを言っていた。
むか〜しの父、私が小学生の頃の父親の記憶は、志村ケンやタモリの物まねをするほどひょうきんで、自分で作ったカレーを近所におすそわけしたり、会社の若い女の子を家に招いたり(これは母にしたら嫌だったかも)するほど社交的で、アマチュア無線で見ず知らずの人と話すのが大好きで、よく家族旅行で海や山やドライブに連れて行ってくれたほど家庭に積極的だった。 ただ単に、子供が手を離れて、定年で職を退いて、年をとって、だんだんと趣味や性分が変化したことの他に、父親がこういう風に変わる”何か”があったんじゃないか、と今の私はよく考えたりする。 人間関係で、夫婦関係で、親子関係で。。どんなことかは分からないけど、私がまだそんなことに気付かない頃に何かがあったんじゃないか。。。と思わせるほど、私が幼い頃の記憶の中の父親と、私が物心ついて以降の父親は別人のようだ。 それとも、人間年をとって、本来の姿が出てきたのか?
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