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ワーホリネット、5月6日号 - 2003年05月14日(水) SARS情報 瞬く間に世界各地に広がったSARSは、いまだ衰える兆しも無くまっ たく不安な毎日です。そんなときに日本の外務省から出されたトロント への渡航延期勧告。トロント=カナダはSARSに犯されている〜 と お思いの読者の方も多いとおもいます。せっかく長年計画してきたカナ れません。ということで今回はカナダ国内、バンクーバーから今の現状 をお伝えします。 今SARSで一番話題になっているのはトロント。カナダの東海岸にあ ります。カナダ国土は広大で、日本の約27倍。そして人口密度は日本 の110分の1です。 トロントからバンクーバーまでは4000キロ弱。わかりやすく言うと、 東京からシンガポールぐらいの距離はあります。そして間にあるカナデ ィアンロッキーがウイルスの侵入を遮っています(冗談ですが)。 トロントがどこにあるのか、はたまたバンクーバーがどこにあるのかあ まりわからない人には同じ国内ということで怖がられています。しかし、 トロントとかなりの距離のあるバンクーバーでの状況は全く違います。 バンクーバーはカナダの玄関口ということで、最初怖がられていました が、今のところバンクーバーでは大きな騒ぎにはなっていないようにお もいます。 バンクーバーのあるBC州でも感染者が4人発見されています。(ちな みにBC州といっても日本の2.5倍)しかし、ここでの医療チームが すばやく対応したおかげで今のところ大きな被害にはなっていません。 バンクーバーでもSARSが騒がれはじめた当初、すばやい患者の発見 と隔離が感染者の広がりを抑えると考えられ、SARS専用クリニック が開設されました。オープン当日に14人もの患者が訪れ、危機感を感 じましたが、ふたを開けてみるとその全員がただの風邪であり、その後 患者がこないということで、たった3日間で閉鎖されました。 バンクーバーでは街でマスクをしている人を見かけたことはありません し、まるで別世界のことかのごとく、皆さん普通に生活されています。 ただ、飛行機に乗るときだけはマスクをする、という方が多かったです。 -
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