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見た目では判断できないね。 - 2003年06月12日(木) 仕事で、久しぶりに「サラリーマン」という言葉がぴったりの 日本人に会った。 彼は、七三分けで濃紺のスーツを着ていて、久しぶりに こんなサラリーマンを見たわ〜となんとなく感慨深かった。 しかも大阪弁で面白い話もしてくれる。 一通り仕事の話をし、資料を渡して目を通してくれと 頼むと、いきなり焦りだし、 「あの、、、、できれば英語の物をもらえますか?それかローマ字で 打ち直してもらえませんか?」 突然の申し出に、何が言いたいのかわからんかった。 「ぼく、日本語全く読めないんです」 一瞬驚いたけど、すぐに意味がわかった。 彼は、2、3歳の頃にカナダに家族で移住してきた。 両親は日本人なので、家では日本語だけ。でも読み書きが できないので、日本の大学に留学していたらしい。 しかも箕面に(なんでまたそんな粋な所に) しかし留学したものの、やはり日本語の読み書きはできないらしく 日本語の難しさを切々と語ってくれた。 でも、彼の話す日本語は完璧なのよ。 敬語は話せないといってたけど、いや〜聞いてる限りでは十分。 外国で育った者にとって、日本語の維持と取得がいかに難しいか まざまざと見せ付けられたような気がして 怖かった。 英語はアルファベットのA〜Zまでで、全ての言葉が表現できるけど 日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字。。。。常用漢字だけでも 1000字以上になるはず。 英語のように比較的分かりやすい文法ではなく、 文中に入る助動詞で全く意味が変ってしまう日本語。 しかも、形容詞に過去形があるのよ。 (これはこちらの人には、かなり珍しいらしい) は〜、なんか不安や〜 子供もいないうちからこんな事考える私って暇なの? それとも心配性? -
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