stray notes

氷砂糖

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さようなら長嶋監督
2001年10月01日(月)

わたしは野球のルールも、選手名もほとんどわからない。それでも、彼の顔と名前くらいはわかる。彼がどういう選手だったか、監督としてどうだったか、ということも実はよくわからない。CMとかで見て、なんとなく憎めない感じのひとだなぁ、程度は思ったことがあるけれど。

でも昨日の勇退セレモニーや今日の報道を見ていて、ああ、好きな人は本当に好きだったのだろうな、と思う。そういえば、父も彼を好いていた。若い頃は隣町の英雄、としてとても憧れていたといっていた。ふーん、としか思っていなかったけれど、ひとつの時代の終わり、憧れとの別れ、を味わっている人は、それなりにいるのかもしれない。

なんというか、采配がへんだとか、実は裏があったとか、そういう話も聞くのだけれど。でも、そういうのがあったとしても、どこか「寂しくなるなぁ」という気がする。わたしのような、野球がさっぱりわからない人間にも、なんとなく目を奪ってしまうような、存在感のようなものがあったから。




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