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近視眼的日常
わたしは目が悪い。両目とも、裸眼視力が0.1きっているし、両目を合わせても、0.1のところにある表示が読めるか不安なレベル。ふだんは眼鏡、仕事やおでかけのときはコンタクトを使っていて、矯正視力で1.2〜1.5だけれど、最近はまた落ちているかもしれない。ちなみに探し物や、遠くを見る場合、コンタクトをしているわたしでも、裸眼1.5の視力をもつ夫に負ける。夫はSEだし、ゲームやTVも大好きなので、なぜそんなに目がいいのかは謎だ。
そういえば、わたしも小さい頃は裸眼視力がずっと1.5だった。がくんと悪くなったのは高校受験のときで、高校2年くらいから眼鏡を使うようになった。これは勿論、ある程度は勉強をしたせいだけれど、それと同じくらい、熱心にいきぬきをしたせいでもある。ストレスがたまると、親に隠れて凄い勢いで漫画や小説を読んだし、高校に入ってからは、暗かろうと明るかろうと本を持ち歩き、電車でも路上でも読みまくっていたからだ。同じようにして大学受験をくぐりぬけた頃には、眼鏡ではもうフォローがおいつかなくなっていた。それでもできるだけしつこく、ぶ厚い眼鏡をかけていた。コンタクトにしたのは、就職活動のときだ。遠くが見えないと話しにならないし、眼鏡よりも顔がさっぱり見えるような気がしたので。
OL時代もパートになってからも、悪い目を近場に固定して働く作業が多く、あまり目は休まらなかった。それでも心のリフレッシュには、趣味にひたるのが一番だ。最近は読書のほかにネットサーフィンも趣味に加わったが、どうしてこう目を使う趣味が多いのだろう、とすこしだけ悲しく思う。目が疲れてしまうと、人生の7割くらいが楽しくなくなってしまう。大事にしなくちゃなぁ、と、調子が悪くなるたびに思うが、どうも続かず、いつのまにか酷使する日常に戻ってしまう。
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