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式は苦手です
ブランチをファーストフード店ですませた帰り、礼服を来た40〜50くらいの夫婦と擦れ違った。彼らの雰囲気は、端から見ても明るかった。そういえば行きにも、綺麗にパーティメイクをした、カクテルドレスの女の人がいたなーと思い出した。帰宅してからカレンダーを見ると、この日は大安だったらしい。そうか、結婚式か。いやー、晴れてよかったですねぇ、と他人事ながら嬉しかった。基本的に楽しい行事だと思うので、皆幸せだといいなと思う。しかし自分の結婚式はというと、緊張しまくっていた印象ばかりが強いのだが。
さて。話はすこし違うけれど、わたしは式がとても苦手だ。集中力も注意力もないので、ずーっとじっとしてるのはかなり苦痛なのだ。知人の結婚式で、ちいさな女の子が「もーつかれたー。おなかいたいー」とか喚いていたことがある。わたしはうるさいコドモは式より苦手だが、このときばかりは「うん。気持ちはわかるよ」と、内心頷いていたりした。
さかのぼって考えると、入学式とか卒業式とかも苦手だった。ぼんやりなので、気を抜くとワンテンポずれてしまうのだ(恥)。人の話などほとんど頭に入らず、意識は遠く別世界に飛んでいることが多かった。お葬式、というのは物心つかないうちに1度、雰囲気が怖くて大泣きしてしまったのと、中学生のとき団体で1回と、高校生の時に1回あったくらいで、正直言って礼儀とかはその場しのぎに見様見真似で誤魔化したらしく、さっぱり身についていない。今、いきなり身内に不幸があった場合、何をすべきでどうしたらいいのか、まるでわからないだろうと思う。
式は苦手だ。すべてを何もせず通り過ぎるわけにもいかないから、なんだかんだいっても、経験値があがっていけば身につくものかもしれないが。
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