最近よく読んでいる作家の作品に、吉祥寺がときどき出て来る。作者はそのあたりのひとなのかな? 詳しいことは知らないのだけれど、まあともかく。吉祥寺は、学生の頃何度か行ったことがあるので、雰囲気を思い出しながら読んでいた。 なぜ吉祥寺に行っていたかというと、当時その場所に、同人作家が集まって同人誌を売っている、直営店のようなものがあったのだ。本屋で買った雑誌に、場所や行き方が書いてあったので、ふーんどんな感じなんだろ、と行ってみたら、感じがよかったのだと思う。その場所がなくなるまで、半年に1回くらい通っていたのではないだろうか。 あと、広い公園も好きなので、リフレッシュしたいときにふらりと行ったりもしていた。そこはカップルで行くとよくないと聞いていたので、ほとんどひとりで行っていたような気がする。全体に、緑が豊かで、ひともまちもお洒落で、でもどこかひなびたあたたかさもあって..というイメージがある(少し遠い記憶なので、細かいところはぼやけているけれど)。 それにしても。吉祥寺を思うと、どことなくしあわせそうな自分が思い浮かぶのがなんだか可笑しい。学生時代、というのは、面倒くさがりの自分にしては、比較的人付き合いをしていた時期で、男の子とデートしたり、女友達と遊びに行ったりと、それなりに楽しんでいたつもりだったけれど。しあわせ、というのとはどこか違っていたらしい。 日の光が窓から入る時間、あまり込んでいない電車に座り、のんびりと揺られながら、買ったばかりの同人誌をぱらぱらと眺め、ひとり自足して家に向かっている。あの時間は、やはり至福としか言いようがなく。根本的に、わたしってオタクなんだなー、と。変なことまで思い出してしまった。
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