stray notes

氷砂糖

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日常ダイジェスト・5
2003年06月05日(木)

月曜日。昼休み、公園でパンを食べていたら、目の前をマトリックスリローデッドの宣伝用に使われているバスが通った。全面、エージェントスミスのしかめ面。ぼーっと目で追ってしまった。仕事帰り、スーパーのトイレに寄ったら、そこの店の制服を着た女性が、やたら溜息をつきながら化粧を直していた。よほど仕事がつらいのか、何か嫌なことがあったのかわからないが、居心地が悪くなりべつの階に移動した。

火曜日。TVの朝の占いで、魚座は運がいい日だったらしい。でもとくに可もなく不可もない日だったと思う。問題がない、というだけでも運がいいのかもしれないが。そういえば、帰りの電車で、降りようとしていたサラリーマンのアタッシュケースがばくりと開き、中の書類がばさーっと広がった。うわ、大丈夫だろうか?と
思ったが、からだはすぐには動かなかった。近くにいた大学生の男の子は、反射的に紙をすくい、まとめていた。サラリーマン男性は、彼のおかげで降りるのに間に合っていた。大学生の男の子は、窓によりかかり、口をぽかっとあけて眠りだしたが、とっさに体が動くのってえらいなーと思った。

水曜日。帰りの電車で、小学校低学年くらいの男の子たちが、騒ぎながら走りまわっていた。ひとりは手に賞状をもっている。どうだ、すごいだろう!と友達に見せびらかしているので、なんだ?と思ってちらっとみると、どうやら虫歯がないらしい。そうか、今日は虫歯予防デーだっけ、と思う。見せびらかされた男の子は、へーんだ。俺だってずっともらってるもん、という。車内はそんなにこみあっていないが、うるさいなぁ、邪魔だなぁ、危ないなぁ、と彼らをいやーなきもちで見てしまう。ほかのひとたちも、どうやら似たようなことを考えているようだ(そういう視線だった)が、誰も何も言わない。まあ面倒くさいもんね。わたしも言えない。

木曜日。ふだん、できるだけ座らないようにしているのだけれど、あまりに混んでいて、バランスをとるのが難しく、目の前にあいた優先席に座ってしまった。老人でも妊婦でもハンディキャップがあるわけでもないのにすみません……。ふと見ると、となりに座っている女子高生は、マスカラを塗っていた。うわーよくこんなにこんでるのにできるなぁ、慣れてるのかなーと驚くと、彼女は手先が狂ったのか、まぶたに少しつけてしまっていた。おやおや。年配の男性が、新聞の隙間から彼女を蔑みのまなざしで見ていたが、わたしはもともと「車内で化粧」にさほどの抵抗がない(不器用なので自分ではしないけれども)。しかし彼女、素顔はどんな感じなんだろ。

ここ数日。本屋に寄ると、必ず阪神タイガースで酒を飲む歌が流れている。他の曲も流れているので、単にランキングとかでちょうどその時間にあたっているのかもしれないが、なんとなく変な気分だ。本屋で、酒が飲めるって言われても……。



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