2006年02月03日(金) |
売ったら損、逆に買い得? |
…株100円割れで揺れる投資家 記事URL↓(2006年2月2日3時5分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe5900/news/20060202i212.htm 前社長の堀江貴文容疑者(33)らが証券取引法違反容疑で逮捕された 「ライブドア」の株価の終値が1日、100円の大台を割り込んだ。 これまで「ホリエモン人気」を背景に株価を上昇させてきたが、 東京地検特捜部などの捜索前に比べ、約7分の1の大幅な下落。 損失を被った株主は不満を募らせているが、インターネットで売買を繰り返し、 利ざやを狙う「デイトレーダー」と呼ばれる個人投資家たちからは、 「ここまで値が下がればかえってお買い得」との声も出ており、 同社株がマネーゲームの“標的”になる皮肉な事態も生じている。 埼玉県越谷市の無職星野欽司さん(68)はこの日、 手持ちのライブドア株1200株を1株98円ですべて売り払った。 妻の150株と合わせ、約65万円の損失となった。 「さすがに100円になる前には下げ止まるだろうと思っていたが、 あれよあれよという間だった。これ以上、持っていられなかった」と話す。 買ったのは昨年11月。 同年春ごろのニッポン放送株を巡る株式争奪戦のころは、 「危ない会社かも」と敬遠していたが、証券各社が評価を上げ、 さらに衆院選に出馬した堀江容疑者を自民党がバックアップしたため、購入した。 「企業の実態をきちんと見なければならなかった。 授業料だと思ってあきらめるしかない」とため息をつく。 東京の消費者問題専門の弁護士で作る「東京先物証券被害研究会」 (茨木茂会長)は1月28日、金融商品被害の電話相談を実施した際、 「ライブドア株の相談も受ける」と呼びかけたところ、 北海道から九州まで全国の20〜80歳代の人から 「どうしたらいいか」「もう売った方がいいだろうか」などの電話が殺到。 142件の相談のうち、ライブドア関係が8割以上の117件を占めた。 ライブドア株は株式分割を何度も繰り返した結果、1株あたりの単価が下がり、 株のビギナーにも買いやすい銘柄だった。このため、個人株主は約22万人に上る。 相談を受けた弁護士らは今月中旬に集まり、弁護団の結成について検討を始めるという。 一方、東京都内のデイトレーダー(29)は、 1月25日に買ったライブドア株をその日のうちにすべて売り、 約20万円の損失を出した。だが、100円割れを受け、 「売り注文を出している人たちは、『ライブドアと縁を切りたい』と思っていて、 株価が適正かどうか見ていない」と感じた。 「ここまで値下がりすれば、逆に買い得」と考え始めている。 ライブドア株は現在、わずかな値動きを利用して利ざや稼ぎを狙う、 ネット証券利用の個人投資家が売買を繰り返していると言われる。 100分割などで高値を演出してきたライブドア株が、 今度は大幅な下落によってマネーゲームの対象となりそうな気配だ。 株式評論家の植木靖男さんは「短期間の利ざや稼ぎは、 うまくいけば大きな利益が出るが、損失を出す危険性も大きい。 ババ抜きと同じマネーゲームで、 100円割れでこうした動きは更に加速するかもしれない」と話したそうだ。
特集(読売新聞)↓ライブドア http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe5900/index.htm
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