きまぐれ日記♨
おっつぁん



 雁の寺と水琴窟
2002年05月06日(月)


ゴールデンウィーク最終日。みなさん、いかがお過ごしでしたでしょうか。

この休み、ワタシはあまりいなかった京都ですが、ゴールデンウィークは稼ぎどき。いろんなイベントを用意して、皆様をお待ちしております。社寺の特別公開なんかも、その一つ。この時期でしか見れない場所も、いくつか公開されています。きょうは、相国寺へ。ここのお寺の中の「瑞春院」の本堂、書院、茶室と庭園が公開されています。入場料800円は、チト高い。

この相国寺、芸術的なものが多いことでも、知られているようで、お寺の中には、美術館があったりもします。そういえば、前に国立博物館で見た雪舟展でも、ここの所蔵がいくつかあった気が。そんなわけで、ふすま絵なんかも、なかなか立派です。

さて、ここのお寺、水上勉の小説「雁の寺」のモデルになったお寺として有名です。水上さんが幼いころ、小僧として修行をされていたのだとか。で、ふすま絵の中にも立派な雁の絵があるのですが、実は水上さんが書かれた時は、このふすま絵のことは知らなかったそうです。この作品が世に出て、瑞春院も雁の寺として知られるようになるわけですが、それが偶然なのか、必然なのか。興味深いところです。

もうひとつ、ここで有名なものが水琴窟。音の出るアトラクションですね。地中にカメのようなものを埋めて、上から水滴を落とすように作ります。そうすると、反響して、水滴が落ちる音が、琴のような音色に聞こえるというわけです。竹筒に耳をつけると、音が聞こえてきます。なにやら不思議な感じ。きれいな音がします。音にも微妙に高低があって、楽しいものです。

お庭(きれいでしたよ)と水琴窟は、普段でもお金を払えば見せてもらえるのかな。ちょっと変わってて、楽しいので、興味のある人にはオススメです。

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